諏訪湖をずっと綺麗に!
諏訪湖クリーンプロジェクトでは、ご支援いただいたエリアをボートやカヤックなどを使って1年間清掃しています。
2025年9月度の活動内容をお届けします。
【 秋の訪れとともに進むクリーン活動】
いつも諏訪湖クリーンプロジェクトをご支援いただき、誠にありがとうございます。
朝晩の空気に涼しさが感じられるようになり、諏訪湖周辺は少しずつ秋の気配に包まれています。観光シーズンは続きながらも湖面や湖畔の様子も変化し、私たちの活動も季節に合わせた取り組みが必要となってきました。秋は水草ヒシが実をつける時期であり、これ以上の繁茂を防ぐための除去作業を継続しています。また、ヒシの量は少なくなっていますが、他の水中植物(オオカナダモ、マツモ、クロモ)の大量繁茂が全国ニュースにもなるほど諏訪湖を覆い尽くしています。こうした状況は景観や水質の悪化だけでなく、水辺を利用する人々の安全や生態系への影響も懸念されます。私たち諏訪湖クリーンプロジェクトでは、カヤックや菱刈船を活用しながら、ヒシに限らずこれらの水草についても除去作業を進めています。
一方で、繁茂する植物をすべて取り除くことは容易ではなく、日々の活動を継続するには皆さまのご理解とご支援が欠かせません。環境の変化に応じて柔軟に取り組みを進めながら、美しい湖を未来へつなぐため、引き続き地道な活動を重ねてまいります。
【 諏訪市主催「浮遊ゴミ回収イベント」を実施】
諏訪湖の環境美化を目的に諏訪市主催でボランティアを募り、カヤックやボートで諏訪湖上のゴミを回収するイベントで弊社も協力させていただきました。総勢58名のボランティアの方が参加し、カヤック班とボート班に分かれてヨットハーバーから出発し、中門川河口のゴミを回収しました。中門川河口にもカナダモやクロモなどの水草が大量に繁茂し、そこに絡まるようにして缶やペットボトルなどの生活ゴミが大量に漂着していました。
【 季節が変わり、水草が湖岸に漂着しています。】
今年の諏訪湖は、水草の菱よりも水中植物である、オオカナダモ、クロモ、マツモなどが多く見受けられます。これらの植物は秋になり枯れ出すと西風に流されて多くが湖岸通りの湖畔に漂着します。放置すると腐り、悪臭を放つため
ご支援エリアに漂着した水草は湖岸に引き上げる作業が必要となります。水草の繁茂は全国ニュースにもなる程でありますが、この水草たちもまた諏訪湖への浄化作用があり、なくてはならない存在でもあります。根絶を目指すのではなく自然のサイクルを壊さないように除去していくことが重要になります。
カヤックを使用したゴミ拾いなどは、楽しみながら環境美化活動に貢献できることで多くの参加者様に好評をいただいております。
参加者様の人数や実施時間など柔軟に対応できますので、私たちと一緒に諏訪湖をきれいにする活動にご参加いただけますと大変ありがたく思います。
これからも地域の皆様や協賛企業、団体と共に、諏訪湖の環境保全に努めてまいります。皆様のご理解とご協力に感謝申し上げます。