夏になると諏訪湖の湖上には水草の「菱」が繁茂します。
菱は水中の不要な窒素やリンを吸い上げ成長するため、水質改善に効果がある一方、繁茂しすぎると水中の貧酸素や景観の悪化を招くため部分的に除去することが必要です。
これまではエンジン付き和船の後部に有刺鉄線を張り巡らせた鉄の棒を取り付け、水中を引きずることで菱を根っこごと除去。
取り除いた菱は一旦船内に回収し、船が菱でいっぱいになったら岸に運ぶ。これを何往復も繰り返していました。
しかし、これがなかなかの重労働!!!
和船が通過した場所は綺麗に菱を除去できますが、非常に時間がかかり作業を終えた後はくたくたです、、、。
そこで、船内に菱を回収せずに一気に岸に菱を持って行けるような、例えば湖上のブルドーザーのような菱刈装置が作れないか試行錯誤し何度も試作機を製作、、、。
、、、。
そしてついに完成したのがこちら!!!
その名も「菱刈四号機」です!!!
こちらの菱刈装置、船首に伸びた鉄パイプ先端がフォークのような形状をしており、船を前進させることで一気に菱を刈り取ります。
そのまま岸まで移動させ、船を後進させれば菱が離れ、また刈り取り作業に取り掛かれるという仕組みです。
この装置により作業効率が飛躍的に向上し、ご支援区画の菱除去作業もスムーズに行えるようになりました。
また、スクリューに菱が絡まることもなく、船内に回収する作業も短縮出来たことでスタッフの体力も奪われず長時間除去作業できるようになりました。
本プロジェクトにご支援をいただいた皆様のお陰でこのような装置製作をすることができ、諏訪湖の水質浄化や景観の整備を行うことができております。
私たちと一緒に諏訪湖の未来を守りませんか?
ご支援まだまだ受付中です!